ゴルフボールの ディンプル数は、 多い ほど 飛びやすい?
ゴルフボール空力・ディンプル数
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詳しい解説
ディンプル数は、ゴルフボール表面にあるくぼみの総数です。ただし、空力性能を考えるときは「個数が多いほど高性能」という単純な指標ではありません。
Nonakaらは、ディンプル数を0から504まで変えた球を使い、圧力計測と流れの可視化を行いました。ディンプル数が増えると、抗力が急に変化する臨界領域がより低いレイノルズ数側へ移る傾向があり、流れの剥離位置も変化しました。つまり個数を変えるだけでも、球の周囲の流れ方は変わります。
Aokiらの実験では、ディンプルの数だけでなく深さも変え、回転する球に働く抗力と揚力を測定しました。結果は、飛翔特性が速度、回転、ディンプル数、深さの組み合わせで変わることを示しています。したがって、例えば「400個は330個より必ず飛ぶ」のように個数だけで比較することはできません。
実際のボール設計では、個数を変えると1個あたりの大きさ、配置、表面の被覆率なども一緒に変わりやすくなります。ディンプル数は空力設計の一要素として見るべきで、ボールを比較するときは個数だけでなく、実際の弾道条件での抗力・揚力や飛び方を確認する必要があります。