ゴルフ百科事典

カートは、フェアウェイで同じルートを何度も走ると芝を傷める?

フェアウェイ・カート交通/締固め

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まず答え

はい。交通が同じ場所へ集中すると、葉や茎の摩耗だけでなくの締固めも進み、芝が薄くなりやすくなります。特に湿った地面、出入口、バンカー周辺など交通が集中する場所は傷みやすいため、走行経路を分散することが重要です。

詳しい解説

ゴルフカートの影響は、単に車輪が芝を踏むことだけではありません。同じ場所を繰り返し走ると、芝葉や茎が擦れて薄くなる『摩耗』と、土壌が押し固められる『締固め』が同時に進みます。USGAが紹介する研究では、比較的少ない反復交通でも芝が薄くなり、細粒質を含む土壌では締固めが起こりやすいとされています。

通行が同じ入口や旋回地点へ集中すると、摩耗や締固めが局所に集まりやすくなります。分散は管理側が許可する場所・条件で行うもので、自由に芝へ乗り入れてよいという意味ではありません。

締固めが進むと、土の中の空気や水が移動しにくくなり、根が伸びる環境も悪化します。特に地面が湿っている時は、タイヤの圧力とせん断でわだちや損傷が起きやすくなります。一方、乾いていても、同じ進入・退出地点へ交通が集中すれば徐々に芝は弱ります。

傷みが集中しやすいのは、カート道路からフェアウェイへ入る場所、グリーン近くで道路へ戻る場所、バンカー周辺、標識で進路が絞られる場所などです。USGAは、ロープや標識、進入地点の位置変更、90度ルール、カート道路限定などを使い、交通を分散させることを勧めています。

プレーヤー側では、許可されている範囲で前のカートと同じタイヤ跡を追い続けず、濡れた場所や芝が薄い場所を避け、標識やロープに従うことが基本です。管理側では、交通量と芝の回復力を見ながら経路を定期的に変えます。『フェアウェイならどこを走っても同じ』ではなく、荷重を一か所へ集中させないことが芝を守るポイントです。