ゴルフ百科事典

ドライバーと5番アイアンで、Xファクターは変わる?

Xファクター・クラブ別差

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まず答え

低ハンデ男性15人を比べた研究では、ドライバーと5番アイアンのXファクターに有意差はありませんでした。ただし、骨盤・胸郭の動きとクラブヘッド速度の関係はクラブによって異なっており、「クラブが違っても身体の使い方が全部同じ」という意味ではありません。

詳しい解説

Xファクターは、骨盤に対して胸郭がどれだけ回旋しているかを表す分離角です。ドライバーは5番アイアンより長く、狙う距離や速度も違うため、Xファクターも大きく変わるように思えますが、少なくとも一つの低ハンデ選手の研究ではそうではありませんでした。

胸郭と骨盤の向きの差を説明する水平投影の模式例です。実際の三次元解析では座標系・回転の定義・測定時刻をそろえます。角度差は回転速度や飛距離そのものではなく、大きいほど良いとは限りません。

Joyceの研究では、低ハンデ男性15人が自分のドライバーと5番アイアンを打ち、10台のカメラによる3次元動作解析と弾道計測器で測定されました。その結果、Xファクターとクランチファクターにはクラブ間の有意差がありませんでした。

一方で、体幹と下部体幹の動きがクラブヘッド速度とどう関係するかは、ドライバーと5番アイアンで異なりました。5番アイアンでは、下部体幹のが大きいことや体幹側屈が小さいことが、クラブヘッド速度のばらつきの一部と関連していました。

したがって、ドライバーと5番アイアンでXファクターの値が必ず変わるとは言えませんが、同じXファクターでも周囲の動き方や速度との関係は同一ではありません。また被験者は15人の低ハンデ男性であり、全ゴルファー・全クラブに差がないという普遍則ではありません。