ゴルフ百科事典

ドライバーとアイアンでは、インパクト時の身体姿勢は同じでいい?

インパクト姿勢・クラブ別差

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まず答え

完全に同じである必要はありません。熟練者の3次元計測では、ドライバーとアイアンで全体の動きはよく似る一方、体幹や骨盤、脚の姿勢にはクラブ間の差も確認されています。クラブごとの目的やボール位置に合わせて、同じ形を無理に再現しない方が適切です。

詳しい解説

ドライバーとアイアンで、インパクト時の身体をまったく同じ形にそろえる必要はありません。

Sinclairらは熟練男性35人にドライバー、6番アイアン、9番アイアンを打たせ、全身の3次元運動を計測しました。3本のクラブで運動波形は全体として高い類似性を示しましたが、ドライバーではが広く、体幹・股関節・膝がより伸展するなど、クラブ間の差も確認されました。

Joyceらも低ハンデ男性15人でドライバーと5番アイアンを比較し、体幹と下部体幹の前後方向の動きや回旋に有意なクラブ間差を報告しています。つまり、大まかな運動パターンが似ていても、各部の角度や姿勢まで完全に同じではありません。

実戦では、ドライバーはアイアンよりクラブが長く、通常はボール位置も前になり、求める入射条件も異なります。そのため、ドライバーのをアイアンへそのままコピーしたり、逆にアイアンと同じ前傾や下半身姿勢へそろえたりする必要はありません。

見るべきなのは、クラブごとに、フェース向き、入射条件、球筋が安定しているかです。研究は観察研究であり、『ドライバーでは必ずこの角度にする』『アイアンではこの姿勢が正解』という固定値を示したものではありません。