ゴルフボールは、 フェザリーから 現代の 多層球まで どう 進化した?
用具史・ゴルフボール
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詳しい解説
初期の代表的なボールはフェザリーです。The R&Aの歴史調査では、手縫いの革袋へ煮た羽毛を詰めた球が16世紀までさかのぼって使われ、19世紀半ばまで主要なボールでした。完成球は硬く弾力がありましたが、手作りで高価で、水を吸うと重くなる弱点がありました。
1840年代後半からは、天然樹脂のガッタパーチャを加熱・成形した球が普及します。初期の滑らかなガッティーはフェザリーより飛ばない場合もありましたが、丈夫で安く作りやすいことが普及を後押ししました。使い込んだ表面の凹凸で飛び方が改善することから、やがて意図的な表面模様も作られるようになります。
次の大きな転換が1898年に登場したゴム芯のハスケル球です。The R&Aの調査では、初期のゴム芯球は当時のガッタパーチャ球より大きな飛距離向上をもたらし、その後もカバー材料、ゴム糸、中心部、製造方法が改良されました。20世紀後半には合成材料の進歩でソリッドコアも発達します。
現代のボールでは、ポリブタジエン系のコア、必要に応じた中間層、ウレタンやアイオノマー系のカバーなどを組み合わせます。Titleistも現在の多層球で、コア、中間層、カバーの材料や厚さを使ってボール初速、スピン、打感などを調整しています。つまり進化は「一番飛ぶ材料への置き換え」ではなく、各性能を別々の層と表面設計で細かく作り分けられるようになった歴史です。