ゴルフ百科事典

旗竿の太さや硬さで、当たったボールの跳ね方は変わる?

旗竿

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まず答え

変わり得ます。旗竿との衝突後の速度や方向は、当たり方に加えて旗竿の形状や材料特性の影響を受けます。ただし「太いほど跳ねる」「硬いほど入りにくい」と単純には言えません。現行の用具規則では、ホール付近の旗竿の太さを制限し、衝撃吸収を狙った材質・構造も禁止しています。

詳しい解説

変わり得ます。ボールが旗竿へ当たると、衝突で速度と進行方向が変わります。ただし結果は旗竿の太さや材質だけではなく、ボールの速度、旗竿への当たり角度、ホールへ入る位置などの組み合わせで決まります。

旗竿のポールは円形断面で、上端からグリーン面より少なくとも76.2mm上までの部分は直径50.8mm以下、グリーン面上下76.2mmの部分は一定径で19mm以下です。図は対象区間の局所模式図で、ポールを上限いっぱいの太さに描いている意味ではありません。上下端、旗や付属物は省略しています。球の衝撃を吸収することを狙う構造・材料等や、その他付属物の条件もあり、径だけで適合は決まりません。

Kuchnickiの2021年のモデル研究では、ボール・ホール・旗竿の相互作用を解析し、旗竿への当たり方が成否に影響することを示しています。正面に近い衝突では旗竿がのように働く一方、斜めに当たる条件ではボールが横へそらされ、条件によっては旗竿がない場合より外れることがあります。したがって、旗竿に当たれば必ず有利、あるいは必ず不利とは言えません。

旗竿の形状と材料も完全に自由ではありません。USGAとR&Aの用具規則では、グリーン面の上下3インチの範囲は一定径で直径0.75インチ(19mm)以下とされ、旗竿の材料や構造に、球が当たった際の衝撃を吸収することを狙った機能を持たせることも認められていません。これは旗竿が球の動きへ不当に影響しないようにするためです。

一方、規則は「硬さ」を一つの数値で統一しているわけではなく、適合する旗竿同士でも材質や構造には差があります。そのため、実際の跳ね方に差が出る可能性はありますが、「太い旗竿ほど必ず大きく跳ねる」「硬い旗竿ほどカップインしにくい」と一般化するのは適切ではありません。

結論として、旗竿の形状・材料特性はボールとの衝突に関係しますが、実際の結果を左右するのは、球速と衝突位置・角度を含む複合条件です。旗竿の種類だけでカップイン率を一律に判断しない方が安全です。