ゴルフ百科事典

フォアボールでは、同じ組の2人は遠い方から順に打たないといけない?

ペア戦略・チーム形式

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まず答え

いいえ。フォアボールでは、その組の打つ番になったとき、パートナー同士は自分たちが最も有利だと考える順番で打てます。近い球の選手を先に打たせることも可能です。ただし、相手側の打つ番を飛ばしてよいという意味ではありません。

詳しい解説

通常のゴルフでは、ホールから遠い球を先にプレーするのが基本です。ただしフォアボールでは、同じサイドの2人について特別な扱いがあります。

マッチプレーで全員がホールを開始した後の架空例です。最も遠いAのサイドの番なら、同じサイドのBを先にプレーさせることもできます。自由なのは自分たちのサイドの番でのパートナー間の順序で、相手サイドの番を無視できる意味ではありません。距離や位置は架空で、プレーの不当な遅延やコンシード後の継続等の別条件も守ります。

USGA Rule 23では、フォアボールは2人がそれぞれ自分の球をプレーし、各ホールで良い方のスコアをサイドのスコアとする形式です。そのうえで、サイドの打つ番になったときは、パートナー同士のどちらが先に打つかを、そのサイドが最も有利だと考える順番にできます。つまり、Aの球がBより遠くても、状況によってBを先にプレーさせることができます。

このルールが戦略になるのは、2人の結果を組み合わせてホールを戦うからです。たとえば一方が安全にパーを確保できそうなら、その結果を見てもう一方がより攻める判断をしやすくなります。グリーン上でも、近い位置のパートナーが先にパットすることを選び、その結果から速度や曲がりを共有できる場合があります。USGAのFour-Ball解説でも、遠い側の選手を必ず先にする必要はなく、サイドが最適と考える順番でプレーできると説明されています。

ただし、これは『いつでも好きな順番で打てる』という意味ではありません。マッチプレーでは、相手サイドとの間のプレー順序には通常の規則があり、相手の番なのに先に打てば、そのストロークを取り消される場合があります。自由に選べるのは、自分たちのサイドがプレーする番になったときのパートナー間の順番です。

また、順番を変えれば必ず有利になるわけでもありません。先に安全なスコアを作るのか、先に攻めて結果を見てからもう一人が調整するのかは、球の位置、ホールの状況、相手の状態、2人の得意分野で変わります。フォアボールの打順戦略は『遠い順を無視する技』ではなく、ルールで認められたパートナー間の順番を、そのホールの期待値に合わせて使う判断です。