ゴルフ百科事典

ゴルフクラブの溝には、どんな寸法ルールがある?

クラブフェース・溝規則

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まず答え

溝は幅や深さだけでなく、間隔、断面形状、角の鋭さなどにも規定があります。現行の用具規則では、幅は0.9mm以下、深さは0.508mm以下などの基準があり、25度以上のクラブには溝の角の丸みにも条件があります。

詳しい解説

クラブフェースの溝は、単に「深すぎなければよい」という規則ではありません。USGAとR&Aの用具規則では、インパクトエリアの溝について形と寸法を複数の項目で定めています。

溝の適合性は幅、間隔、深さ、断面、縁などを規定の方法で測って評価します。幅は公式手順のエッジ点で定まり、単なる見かけの開口幅とは限りません。適用仕様はクラブや競技条件などで異なるため、この図だけで適合を判定しません。

基本的な寸法では、溝の幅は0.035インチ(0.9mm)以下、深さは0.020インチ(0.508mm)以下です。隣り合う溝の間隔は、溝幅の3倍以上で、かつ0.075インチ(1.905mm)以上必要です。さらに溝は直線で平行、断面は対称で、インパクトエリア内で幅・間隔・断面が一貫していることが求められます。

2010年から追加された仕様では、ドライバー以外のクラブについて、溝の断面積を溝のピッチで割った値にも上限があります。またロフト25度以上のクラブでは、溝の角を鋭くしすぎないよう、有効半径にも基準があります。これはラフなどから過度にスピンを生みやすい溝形状を制限するための規定です。

ただし、古いクラブの扱いには経過措置があります。2010年より前から存在するモデルの多くは、現在も通常のプレーで使用できる場合があります。一方、委員会がモデルローカルルールG-2を採用する競技では、2010年に導入された溝・パンチマーク仕様への適合が要求されます。G-2は主にプロや上級アマチュアの競技向けに推奨されています。

したがって、自分のウェッジやアイアンが使えるかを確認するときは、単に溝幅だけを測るのではなく、クラブのモデル、製造時期、溝が再加工されているか、そして出場競技でG-2が採用されているかまで確認する必要があります。