ゴルフ百科事典

ゴルフ史でいう社会移動は、参加者が増えることと同じ?

ゴルフ史・社会

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まず答え

同じではありません。社会移動は本人や親との比較で社会経済的な位置が変わることです。参加の入口が広がっても、所得・職業・教育などがどう変わったかを確認しないと、社会移動が起きたとは言えません。

詳しい解説

ゴルフに参加する人が増えることと、社会移動が起きることは区別します。OECDは社会移動を、親と比べて、または本人の生涯の中で、社会経済的な状況が上がったり下がったりすることと説明しています。所得や社会階層だけでなく、教育や健康など、何を測るかによって見える変化も異なります。

たとえば、それまで参加できなかった人が公共コースを利用できるようになるのは、参加機会の拡大として説明できます。しかし、それだけでその人の職業や所得、社会階層が上昇したことにはなりません。ゴルフへのアクセスと、生活上の社会経済的な変化は、別の結果です。

ゴルフ史の記事で社会移動を扱うなら、対象の国・年代・集団を示し、本人の職業や所得の変化を見るのか、親世代との教育・職業の違いを見るのかを決めます。会員数や大会出場者数だけを、そのまま社会移動の指標にはできません。

また、ゴルフをする人の所得が高いという観察だけでは、ゴルフをした結果として所得が上がったとは判断できません。ここで説明するのは参加機会と社会移動の概念の違いであり、ゴルフが社会移動を生むという因果効果の証明ではありません。