自動芝刈り機は、 プレー中の 人や ボールを どう 避ける?
自動芝刈り機・安全運用
まず答え
機種によって、作業区域の地図設定、進入禁止区域、高精度GPS、障害物センサーなどを組み合わせ、障害物を検知すると停止する仕組みがあります。ただし小さなボールやすべての障害物を確実に識別できるとは限らないため、プレー中は人の監視、遠隔停止、作業時間・区域の分離も必要です。
詳しい解説
ゴルフ場向けの自動芝刈り機は、単に自由に走り回っているわけではありません。多くの機種では、事前に設定した作業区域、進入禁止区域、走行経路などを使い、指定された範囲だけを刈るようにします。
ToroのGeoLink自動フェアウェイ芝刈り機は、設定した地図に沿って走行し、複数のセンサーで障害物を検知すると停止し、障害物がなくなれば運転を再開すると説明しています。作業状況や異常は携帯端末から確認でき、必要なら遠隔で監視・対応できます。別の自動芝刈り機でも、高精度GPSを使って作業範囲や進入禁止区域を設定できる機種があります。
ただし、「センサーがある=コース上の物をすべて認識できる」という意味ではありません。USGAは、自動芝刈り機の課題として、ティーマーカー、バンカーレーキ、縁石などを機種によっては検知・回避しにくいことがあると指摘しています。ゴルフボールのような小さな物体は、製品ごとのセンサー性能や条件によって認識できる保証がないため、「ボールなら必ず避ける」とは考えない方が安全です。
そのため営業中に使う場合は、機械側の安全機能だけに任せず、作業区域を限定する、プレーヤーが近づく時間帯は停止する、進入禁止区域を設定する、スタッフが遠隔で状態を確認できるようにする、といった運用を組み合わせます。製品メーカーの安全手順や施設側の作業ルールに従うことも必要です。
つまり、人や障害物への対応は「地図で入らない場所を決める」「センサーで停止する」「人が監視・停止できるようにする」という複数の仕組みで成り立ちます。自動化は無人放置を意味せず、特にプレー中は機械が何を検知でき、何を検知しにくいかを理解した運用が重要です。