自動芝刈り機でも、 人が 刈高や 刃の 状態を 点検する 必要が あるのは なぜ?
芝管理機械・ロボティクス
あとで読む保存した記事へ →
まず答え
自動化できるのは主に走行・作業順序・設定の実行で、刃の摩耗や欠け、取り付け不良、実際の刈高まで自動で完全保証するわけではないからです。刃の状態と実際の刈り上がりを人が確認し、必要なら交換・清掃・刈高調整を行います。
詳しい解説
自動芝刈り機は、決めた範囲を走り、設定した刈高や作業パターンで繰り返し刈る作業を省力化できます。しかし、芝に触れる刃そのものは使うほど摩耗し、汚れや損傷、取り付け状態によって切れ方が変わります。
Husqvarnaのロボット芝刈り機向け公式サポートでは、刃の交換時に古い刃と新しい刃を混ぜないこと、ねじも毎回交換することを案内しています。混在させるとカッティングディスクのバランスが崩れ、騒音や振動の原因になるとしています。つまり、走行が自動でも切削部品の状態確認と保守は残ります。
ゴルフ場やスポーツ芝向けのCEORAでも、刈高はモデルにより10〜60mmなどの範囲で設定でき、刃へアクセスしやすいサービス位置が用意されています。設定値を変えられることと、現場で狙った芝高・切れ味になっていることは別なので、実際の芝面を見て確認する必要があります。
Toroの自律式フェアウェイモアも、アプリで状態や診断を監視し、異常や必要な操作を通知する設計です。メーカー自身が「完全放置」ではなく、人が複数台を監視しながら他作業を行う運用を前提にしています。
したがって自動化後も、①実測の刈高、②刃の摩耗・欠け・回転、③芝の切り口、④泥や芝かすの付着、⑤異常振動や警告、を定期的に確認します。ロボット化は人の点検をなくす仕組みではなく、移動と反復作業を減らし、人の時間を品質確認と保守へ振り向ける仕組みと考えるのが実態に近いです。