ゴルフ規則は、 地域ごとの ルールから どうやって 世界共通に なった?
規則史・標準化
まず答え
18〜19世紀は各クラブが独自の規則を持っていましたが、競技の広がりとともに標準化が進みました。1890年代以降はR&AとUSGAが大きな役割を担い、1952年に両者が初めて共同の世界共通コードを作成しました。現在も両団体が共同で規則を管理しています。
詳しい解説
ゴルフの規則は、最初から一つの世界共通ルールだったわけではありません。USGAの規則史によると、1744年の13 Articles以降、約100年間に30以上のクラブが独自の規則体系を採用し、元の条文を引用しながら各コースの事情に合わせて変更していました。
19世紀後半になると、クラブ間の競技や地域をまたぐプレーが増え、共通ルールの必要性が高まります。英国側では1897年にThe Royal and Ancient Golf Club of St AndrewsがRules of Golf Committeeを設け、規則の標準化を進めました。米国では1894年にUSGAが設立され、米国内の規則統一を担うようになります。
ただし、その後もしばらくR&AとUSGAは別々に規則を作成しており、細部には違いがありました。USGAによると、1952年に両団体が初めて共同で世界共通の規則コードを作成し、ゲームの基本的なプレー規則を統一しました。
その後も改訂作業は共同で続き、現在のRules of GolfはR&AとUSGAが共同で発行しています。2019年には大規模な現代化が行われ、規則構成や手続きが簡素化されました。
標準化の意味は、地域独自の運営をすべてなくすことではありません。現在も各コースや競技にはローカルルールや競技条件があります。ただし、それらは世界共通のRules of Golfを土台にし、その範囲内で地域や競技固有の事情を扱う仕組みになっています。