練習場の ボール回収車は、 打球が 飛んでくる中で どう 安全を 確保している?
ボール回収・安全
まず答え
人が乗る回収車では、打球を受け止める金属ケージや強化スクリーンで運転者を囲う方式があります。さらに、回収時間や走行エリアを管理したり、人を乗せない自動回収機を使ったりして、打球への曝露を減らします。安全方法は施設と機種で異なります。
詳しい解説
営業中のドライビングレンジでは、回収車が打球の落下区域へ入るため、運転者をむき出しのまま走らせるのではなく、まず車両側で防護します。
Golf Car UKが販売するCushman用のボール回収車では、前後に強化スクリーン、側面に金属ケージを備えた専用キャブを使い、飛来する打球から運転者を保護する構成が示されています。つまり、通常のゴルフカートに回収器だけを付けるのではなく、打球衝突を前提とした防護部を追加する考え方です。
別の方法は、人そのものを打球区域へ出さないことです。Husqvarnaが扱うReloxの自動ボール回収機は、人が乗らずにGPSで収集エリアと稼働時間を設定でき、本体も継続的なゴルフボールの衝突に耐える金属構造とされています。自動化すれば、少なくとも運転者が飛来球へ直接さらされる時間はなくせます。
実際の施設では、このような車両防護に加え、混雑が少ない時間に回収する、回収エリアを分ける、打席側へ回収中であることを知らせる、といった運用を組み合わせる場合があります。ただし、その手順は施設ごとに異なり、今回確認したメーカー資料から全国共通の運用基準までは確認できません。
したがって、安全確保は「回収車は球に当たっても大丈夫」と考えるのではなく、①運転者をケージや強化スクリーンで守る、②人が乗らない自動回収へ置き換える、③回収する時間・区域を管理する、という複数の対策で考えます。利用者側も、回収車を意図的に狙って打つべきではありません。