ゴルフ百科事典

ゴルフ練習場の「ボール回収」とは?

練習場・ドライビングレンジ

あとで読む保存した記事へ →

まず答え

打ったレンジボールを外野から拾い集め、洗浄・保管・再供給へ戻すための工程です。一般的には車両に連結した回収機で球を拾いますが、現在は自動走行して回収・排出・充電まで行うロボット型もあります。

詳しい解説

ゴルフ練習場では、から放たれたボールを回収して再び利用者へ供給する必要があります。この「」は、外野に散らばったレンジボールを集め、次の洗浄・選別・保管・球貸出へ戻す循環の入口です。

練習場では打席から出た球を回収し、洗浄や選別等を経て保管・供給し、再び打席で使います。図はボールの循環を整理した工程例で、全施設が同じ順序・設備・自動化範囲という意味ではありません。手作業を含む場合もあり、回収機だけで全工程が完結するわけではありません。

一般的な方法の一つが、作業車にボールピッカーを連結して走る方式です。Range Servantの回収機では、複数列のディスクが地面のボールを拾い上げ、バスケットへ収容します。3列・5列・7列など幅と容量の異なる構成があり、起伏へ追従する可動部や浮力タイヤを備えたモデルもあります。つまり、回収機は単に球を拾うだけでなく、レンジの広さ、地形、1日の打球数に合わせて作業幅や容量を選ぶ設備です。

一方、自動走行型もあります。Husqvarnaが扱うRelox Range Pickerは、衛星測位を使って回収区域を走行し、設定した区域と時間帯に合わせて自動回収します。満杯になった球を排出しながら継続運転でき、営業中の回収による中断を減らすことを目的としています。

練習場を設計・運営するときは、回収機そのものだけでなく、①外野の面積と起伏、②1日に回収する球数、③営業中に回収するか、④回収した球を洗浄機や貸出機へどう戻すか、⑤芝面への走行負荷、⑥人手と自動化のどちらを使うか、まで一つの流れとして考えます。

したがって、ボール回収とは「落ちている球を拾う作業」だけではありません。打った球を安全かつ効率よく再び供給できる状態へ戻す、練習場の循環設備・運用の一部です。最適な方式は、施設規模、地形、営業時間、球数によって変わります。