ゴルフ百科事典

キャディが猛暑のラウンドで熱中症を防ぐには、ゴルフ場側にどんな安全管理が必要?

キャディ職業・労働市場

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まず答え

気温だけでなくWBGTを把握し、値に応じて作業量と休憩を調整し、冷たい飲料・日陰や冷房の休憩場所を確保します。体調確認、暑さへの順化、早期発見の体制、発症時の手順まで含めて運用する必要があります。

詳しい解説

キャディの猛暑対策は、「水を持たせる」だけでは足りません。長時間の屋外歩行、日射、湿度、風、バッグやカート周辺での作業負荷を合わせて管理する必要があります。

厚生労働省は2026年の職場熱中症対策で、気温だけでなくWBGT(暑さ指数)を把握し、その値に応じた対策を行うことを重点事項としています。WBGTは気温に加えて湿度、風、放射熱を考慮するため、同じ気温でも危険度が違う場面を拾いやすくなります。

ゴルフ場では、WBGTが高い時間帯ほど連続作業を短くし、休憩頻度を増やします。休憩場所は単なるベンチではなく、日陰、冷房のある建物、冷却できるカート待機場所など、実際に体温を下げられる環境を用意します。飲料は作業場所からすぐ取れる位置に置き、長時間の発汗が続く場合は電解質を補える飲料も選択肢になります。

また、暑さに慣れていない新人、休暇明け、体調不良者はリスクが高くなります。本人の申告だけに頼らず、スタート前の体調確認、ラウンド中の声掛け、交代できる人員配置を組み込みます。

厚生労働省は、早期発見の体制、重篤化を防ぐ手順の作成、関係作業者への周知も求めています。意識がもうろうとする、会話がおかしい、ふらつくなど重い症状があれば、仕事を続けさせず、涼しい場所へ移して直ちに救急対応につなげます。

安全管理の中心は「暑い日は気を付ける」という注意喚起ではなく、WBGTを見て、休憩・水分・人員・緊急対応を事前に変える仕組みにすることです。