ゴルフ百科事典

クラブに鉛テープを貼るとき、何を基準に調整する?

クラブ調整/鉛テープ

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まず答え

まず「ヘッドをどれだけ重く感じたいか」「や振りやすさがどう変わるか」を基準に、少量ずつ追加して実打で確認します。鉛テープはヘッド重量やを変えられ、貼る位置によって重心やMOIにも影響し得ますが、位置だけで球筋が決まるわけではありません。

詳しい解説

鉛テープは、クラブを買い替えずにヘッド側へ少量の重量を追加できる調整方法です。主な目的は、ヘッドの重さの感じ方やスイングウェイトを変え、振りやすさ、打点、がどう変わるかを試すことです。

同じ総重量でも、基準軸から遠い位置へ質量が寄ると、その軸まわりの慣性モーメントは大きくなります。クラブ全体の回転慣性、スイングウェイト、本人の感じ方は同じ量ではありません。図はクラブの形や数値を再現したものではなく、実打の優劣を決める図でもありません。

調整するときは、最初から「トウに貼れば必ず」「ヒールに貼れば必ず」と決めつけない方が安全です。重量を重心から離れた場所へ追加すれば重心位置や慣性モーメント(MOI)へ影響しますが、は追加した重量と位置、元のヘッド設計で変わります。少量の鉛テープでは、見た目の位置ほど大きな弾道変化が出ないこともあります。

実用的には、現在の総重量やスイングウェイトを基準にして、少量ずつ追加し、同じ条件で複数球を打って比較します。見るのは「振ったときの重さ」だけではなく、打点のまとまり、ヘッドスピード、、左右の散らばりです。良くなった量を残し、悪化したら戻せるのが鉛テープの利点です。

規則上、R&AとUSGAは鉛テープを伝統的に認められた重量調整として扱っています。ただし、ラウンド中に鉛テープを追加・除去・変更してクラブの性能特性を意図的に変えることは認められていません。また、高MOIのドライバーでは追加重量によって用具規則のMOI上限へ近づく可能性があり、メーカーが追加重量を避けるよう案内する場合があります。

したがって、鉛テープは「球筋を直接作るシール」ではなく、重量と振り感を小さく試しながら自分に合う状態を探す調整手段として使うのが適切です。