芝が 枯れた 時、 病害と 暑熱・乾燥などの 環境ストレスは どう 見分ける?
芝病害・環境ストレス/診断
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まず答え
症状の形だけでは決めません。発生した場所と広がり方、直前の天候・散水・薬剤・作業履歴、葉や根の症状、病原体の兆候を順に確認します。原因が絞れない場合は、症状が進行している健全部との境目から試料を採り、診断機関で確認します。
詳しい解説
芝が黄変したり斑点状に枯れたりしても、それだけで病害とは限りません。高温、乾燥、過湿、低酸素、塩類、薬害、機械損傷などの環境・管理ストレスでも、病害とよく似た症状が出ます。反対に、環境ストレスで弱った芝に病原体が重なることもあります。
最初に見るのは『症状の形』だけではなく、『どこで、いつ、どう広がったか』です。散水範囲や車両の走行跡、排水不良部、日陰など環境条件と一致するなら非生物的な原因を疑う材料になります。直前の高温や豪雨、施肥、薬剤散布、更新作業などの履歴も重要です。
次に葉、茎、根を確認します。USGAは芝の診断で、地上部だけでなく根系まで観察し、病原体の兆候や根の異常を確認することを勧めています。ただし病原菌が検出されても、それが主原因とは限らないため、現場条件との整合を見る必要があります。
原因が分からない場合は診断機関へ試料を送ります。採取場所は完全に枯れ切った中心部より、症状が進行している部分と健全部の境目が適しています。USGAは、病原体が活動している可能性が高いこの境界部を含めて採取する方法を推奨しています。
つまり、病害か環境ストレスかは『見た目の名前当て』ではなく、発生パターン、環境・作業履歴、植物体の観察、必要なら検査を組み合わせて切り分けます。