ゴルフ百科事典

防水性の高いゴルフシューズは、蒸れやすさとどう両立している?

ゴルフシューズ・防水

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まず答え

防水と透湿は別の性能なので、両立できます。防水膜は外からの液体の水を通しにくくしながら、内側の汗の水蒸気を外へ逃がす設計が使われます。ただし「透湿する=まったく蒸れない」ではなく、気温、運動量、靴全体の構造などで体感は変わります。

詳しい解説

防水性の高いシューズが必ず蒸れやすいとは限りません。ポイントは「防水」と「透湿」を分けて考えることです。

防水は外部からの液体水の浸入を防ぎ、透湿は靴内の水蒸気を外へ逃がす働きです。図は作用の概念を分け、膜の孔径、液滴との寸法比、実際の層構成や特定の膜技術を再現しません。外へ向かう矢印は水蒸気の移動を説明する記号で、常に同じ速度で蒸気が逃げる、全く汗をかかない、全ての靴が同じ透湿性能を持つという意味ではありません。

GORE-TEX公式は、防水膜を使った製品について、外からの水を遮りながら、身体から出る汗の水蒸気は膜を通して外へ逃がせると説明しています。つまり、液体の雨水を防ぐことと、内側の湿気を逃がすことを同時に狙った構造です。

靴では、膜だけでなく靴全体の作りも重要です。GORE-TEX SURROUNDのように、足の周囲だけでなく靴底側にも熱や湿気を逃がす経路を設ける方式もあります。こうした構造では、防水性を保ちながら靴内部の熱と水蒸気を外へ逃がしやすくしています。

ただし、透湿性があっても「汗をかかない」「常に涼しい」という意味ではありません。気温が高い、運動量が多い、靴内部と外気の温湿度差が小さい、といった条件では湿気が抜けにくく感じることがあります。また、実際の快適性はアッパー、裏地、靴底、フィット感など靴全体の設計でも変わります。

したがって、防水ゴルフシューズを見るときは「防水かどうか」だけでなく、透湿性をうたう構造か、メーカーがどのような通気・排湿設計を採用しているかまで確認するのが実用的です。