ゴルフ百科事典

バンカーの砂は、深いほど良い?

バンカー管理・砂深さ

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まず答え

いいえ。浅すぎると下地の影響を受けて湿って硬くなりやすく、深すぎると乾いた時に軟らかくなって目玉などの深いライが増えやすくなります。適切な深さは砂の粒度・保水性、ライナー、排水構造などに合わせて決めます。

詳しい解説

バンカーの砂は、単純に厚く入れれば状態が良くなるわけではありません。USGAは、砂の深さがプレー性と排水へ大きく影響すると説明しています。

適正な深さは砂の物理特性と下地・ライナー、排水構造、求めるプレー性の組合せで変わります。深いほど良いとは限らず、実際の水分、硬さ、球の沈み方を確認します。図は深さだけを比較し、球や足の沈み量を厚さから決めて描いていません。

砂が浅すぎると、下のやライナーの影響を受けやすくなります。水分が表面近くへ残りやすく、砂が湿って硬い状態になったり、ショットでライナーや下地へクラブが当たる可能性も高くなります。USGAはバンカー底で少なくとも約4インチの砂を確保することを一つの目安としています。

反対に、深くすればするほど良いわけでもありません。乾いた砂が厚くなると表面が軟らかくなり、球が深く沈む、いわゆる目玉のライが増えやすくなります。砂の種類によって保水性や締まり方が違うため、同じ深さでもプレー性は変わります。

特にライナーを使うバンカーでは、砂とライナーの組み合わせによって水分が抜ける高さが変わるため、USGAは水分保持曲線やモイスチャーコラム試験を使って適切な深さを決める方法を紹介しています。一般的に底部では4〜6インチ程度が使われますが、砂やライナーによってはそれ以上が必要になることもあります。

つまり、バンカー砂の深さは『多いほど良い』ではなく、排水と水分、硬さ、球の沈み方のバランスを、その砂と構造に合わせて決めます。