ゴルフ百科事典

プロとアマでは、ダウンスイング中のクラブヘッドと下半身の動きの滑らかさは違う?

セグメント協調・動作滑らかさ

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まず答え

この研究では違いました。プロ20人はアマ19人より、ダウンスイング中のクラブヘッドの動きの急な変化が3方向すべてで小さく、下半身の多くの関節もより滑らかでした。ただし、意識して滑らかに動けば上達するという因果を示した研究ではありません。

詳しい解説

Choiらは、韓国PGA登録の男性プロ20人と男性アマ19人のドライバースイングを、6台の赤外線カメラを使って3次元計測しました。ダウンスイング中のクラブヘッドと身体各関節について、「ジャーク」という度の変化率を基に、動きの滑らかさを評価しています。値が小さいほど、動きの変化が急ではないと解釈できます。

その結果、クラブヘッドの正規化ジャークは、前後・左右・上下に相当する3方向すべてでプロ群の方が有意に小さくなりました。身体側でも多くの関節、とくに下半身でプロ群の値が小さく、技能群で動きの滑らかさに差が見られました。

さらにプロ群では、下半身関節の正規化ジャークを合計した値とクラブヘッドの正規化ジャークに有意な相関があり、r=0.657、p<0.01でした。一方、上半身の合計値とクラブヘッドとの関係は有意ではありませんでした。

ただし、この研究は横断比較で、各参加者3球のうち本人が良いと感じ、計測データも良好だった1球を解析しています。そのため「下半身を意識して滑らかに動かせばクラブヘッドも安定する」といった練習処方を直接証明したものではありません。技能差として滑らかさの違いが観察された、と捉えるのが安全です。