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ゴルフ百科

セグメント協調/キネマティックシークエンス

切り返しは、必ず下半身から始めるべき?

必ずしも「下半身を意識して先に動かす」必要はありません。熟練者では骨盤→胸郭→腕→クラブの順に速度のピークが現れる傾向がありますが、切り返しの時刻や重なり方には個人差があり、測り方でも順序判定は変わります。大切なのは下半身始動そのものより、全体の協調で打点・球筋・速度を再現できることです。

必ずしも「下半身を意識して先に動かす」ことが全員の正解ではありません。ゴルフ研究でいうキネマティックシークエンスは、骨盤・胸郭・腕・クラブなどの回転速度がどの順にピークを迎えるかで評価されることが多く、「最初にどこを意識して動かしたか」と同じ意味ではありません。

熟練者では、体の中心に近い部分から末端へ速度のピークが移る傾向がよく報告され、2026年のエリート選手研究でも骨盤→胴体→腕→クラブの順序はヘッドスピードと関連しました。一方、74人の熟練者研究では切り返しは完全または部分的な近位→遠位順序だったものの、ダウンスイングのピーク順序にはばらつきがありました。2022年の系統的レビューも、測定法によって順序判定が変わり、単一の理想形へ一般化するには注意が必要としています。

そのため「腰を先に切る」こと自体を目標にせず、打点、球筋、速度、散らばりが安定する協調になっているかで判断する方が実用的です。

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