ゴルフ百科事典

長いグリーンサイドバンカーで、番手を上げるのと振り幅を大きくするのはどう使い分ける?

バンカー・ロングショット/番手・振り幅

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まず答え

リップの高さと必要な着地の柔らかさが許すなら、まずロフトの少ないクラブへ替えて距離を増やす方が、普段のバンカーショットに近い振り方を保ちやすいです。高い球が必要で番手を上げられないときは、同じウェッジのまま振り幅や回転量を増やして距離を作ります。

詳しい解説

長いグリーンサイドバンカーでは、距離を増やす方法が大きく2つあります。1つはロフトの少ないクラブへ替えること、もう1つは同じウェッジのままスイング量を増やすことです。どちらを使うかは、必要キャリーだけでなく、リップの高さと着地後に使えるグリーン面で決めます。

必要な高さと着地後に使える面を先に確認するための架空配置です。低い球とランを使えるならロフトの少ないクラブを検討し、高さを保つ必要があるならウェッジを残してスイング量などを調整します。曲線は選択条件を説明する記号で、特定の番手の実測弾道・距離や確実に越えられる高さではありません。砂の状態、砂の取り方、バウンスや技量でも結果は変わります。

の公式指導でJames Sieckmannは、40ヤード前後のバンカーショットでは、まず9番アイアンなどロフトの少ないクラブを使う方法を優先しています。普段の短いバンカーショットに近い力感でも、ロフトが少ない分だけボールが前へ飛び、着地後のランも使えるためです。同じ解説では、さらに空中を長く運ぶ必要がある場合は、サンドウェッジで肩の回転量を増やしてパワーを作る方法も示していますが、こちらは接触の難度が上がると説明しています。

別のTitleist公式解説でも、長いバンカーショットではピッチングウェッジのようなロフトの少ないクラブへ替えることで、距離を出すために高ロフトウェッジを強く振り過ぎる必要を減らせるとしています。つまり、距離を増やすために毎回スイングを大きくする必要はありません。

実戦では、まず「低い打ち出しとランを使ってもリップを越え、止めたい場所まで使えるか」を確認します。十分な余裕があるなら、ロフトの少ないクラブへ替えて、普段に近い砂の取り方とを残す方が距離を作りやすくなります。反対に、リップが高い、ピンが近い、着地後のランを抑えたいなど、低ロフトでは必要な高さが出せない場面では、ウェッジを残して振り幅や肩の回転を増やします。

したがって優先順位は「必要な高さを満たせる範囲で、まずクラブのロフトを減らす。高さを失えないならスイング量を増やす」です。ただし、砂の硬さや深さ、本人が普段使っているとクラブによって結果は変わります。特定の距離で必ず9番アイアン、必ずサンドウェッジという固定ルールではなく、キャリーとランの必要比率から選びます。