ゴルフ百科事典

雷が近づいている時、コース管理スタッフは最後の作業まで続けていい?

荒天・雷/コース管理

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まず答え

いいえ。雷警報や危険な兆候がある時は、刈込みや散水などを終わらせようとせず、プレーヤーと同様に管理スタッフも退避を優先します。嵐が通過した後も、倒木・折れ枝・冠水・電気や散水設備の損傷などを安全確認してから通常作業へ戻ります。

詳しい解説

雷が近づいたときに「あと数分で刈り終わる」「機械だけ片づける」と屋外作業を続けるのは適切ではありません。USGAは、雷が周辺にある場合はゴルファーだけでなくコース管理スタッフの安全を最優先し、雷検知システムや警報が出たら従うべきだとしています。最後の刈込みを終えようとして危険区域に残る価値はありません。

退避の判断は、芝の仕上がりや当日の作業予定より優先します。暴風雨では雷だけでなく、強風による枝の落下や倒木、急な冠水、視界悪化なども起こるため、作業車や散水設備の操作を続けること自体が別の危険を生む場合があります。事前に、誰が退避を指示するか、どこへ避難するか、誰が施設内に残れるかを決めておくことが重要です。

嵐が通過した直後も、すぐ通常作業へ戻るとは限りません。USGAは、倒木や折れ枝、冠水、電気設備、散水設備などの損傷を確認し、必要なら危険区域を立入禁止にすることを勧めています。大きな被害時は、資格や訓練のある担当者が状況を確認し、チェーンソーなど危険な復旧機械も訓練を受けたスタッフが扱います。

つまり、荒天時の優先順位は「予定どおり整備を終える」ことではなく、①人を安全な場所へ退避させる、②嵐が安全に通過したことを確認する、③コースと設備の危険箇所を点検する、④安全が確認できた範囲から復旧する、の順です。コース状態は後から直せても、雷や倒木の事故は取り返せません。