ゴルフ百科事典

難しい1ホールだけが渋滞の原因なら、全体のスタート間隔を広げるべき?

プレーペース・ボトルネック管理

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まず答え

必ずしも最初から全体を広げる必要はありません。まずそのホールで何が待ちを生んでいるかを測り、ティー位置・ホールロケーション・案内・マーシャル配置など局所対策を試します。それでも処理能力が低く全体へ渋滞が波及するなら、スタート間隔も含めて調整します。

詳しい解説

1ホールだけが明確なボトルネックなら、「18ホール全体のスタート間隔を広げる」ことは解決策の一つですが、最初に行う唯一の対策ではありません。スタート間隔を広げればコースへ入る組数は減るため、そのボトルネックへ到達する流量も下がります。一方で、1日に受け入れられる組数も減ります。

USGAはプレーペース改善で、コースへ入る流量とコース内を通過できる流量を合わせることが重要だと説明しています。また、USGAの運営向け資料では、潜在的なボトルネックホールにマーシャルやフォアキャディを追加配置することを推奨しています。つまり、原因が局所なら局所対策も重要です。

まず確認したいのは、そのホールで待ちが起きる理由です。長いパー3で全員がグリーンの空きを待つ、届きそうなパー5で2打目を待つ、ブラインドで安全確認に時間がかかる、難しいグリーン周りでプレー時間が伸びる、といった原因があります。USGAの追跡データでも、長いアプローチが残るホールや、到達可能なパー5などで待ち時間が生じやすいことが示されています。

原因に応じて、ティー位置やホールロケーションの調整、案内改善、フォアキャディやマーシャル配置、適切なティー選択の促進などを試します。その前後でホール通過時間と組間隔を測り、詰まりが減ったかを確認します。

それでもそのホールの平均処理時間がスタート間隔を大きく上回り、後続組へ継続的に列が伸びるなら、コース全体の受入量が実際の処理能力を超えている可能性があります。その場合はスタート間隔を広げることが合理的です。

要するに、1ホールの問題なら「全体を薄くする」前に「詰まる場所を直す」。局所対策でも処理能力が足りないと確認できたら、全体のスタート間隔を調整します。