ゴルフ百科事典

アイアンのMOIが高いと、何が変わる?

アイアンヘッド・MOI/寛容性

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まず答え

高いほど、トウ・ヒールに芯を外した時にヘッドがねじれにくく、出球方向やのばらつきを抑えやすくなります。ただし、高MOIだけで「やさしいアイアン」とは決まらず、重心位置やフェース構造、ソール、なども影響します。

詳しい解説

主に変わるのは、芯を外した時の安定性です。MOI(慣性モーメント)が高いヘッドは、トウやヒールに当たって重心からずれた力が加わっても回転しにくく、フェース向きの変化や出球方向、スピン軸のばらつきを小さくしやすくなります。5番アイアンのロボット試験でも、MOIの高いキャビティバックはブレードより、打点がずれた時の初期方向とスピン軸への影響が小さくなりました。現行アイアンでも、周辺重量配分でMOIを高めて寛容性を狙う設計があります。ただし、距離ロスや弾道までMOIだけで決まるわけではありません。重心位置、フェースのたわみ、ロフト、ソール、本人の打点や入射条件も合わせて見る必要があります。

総質量と回転軸をそろえ、同じ重りを中心寄り/外周寄りに配した模式図。重りを回転軸から離すと、その軸まわりのMOIが大きくなります。同じ位置へ同じ力が加わる場合、回転速度の変化が小さくなる方向ですが、実際の弾道や寛容性はMOIだけでは決まりません。