生息地回廊とは?
生物多様性・生態系接続
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まず答え
離れている生息地どうしをつなぎ、動物などが採食、繁殖、季節移動、分散のために行き来しやすくする帯状・連続的な生息環境です。回廊そのものが、そこで一生を過ごせる完全な生息地である必要はありません。
詳しい解説
生息地回廊は、分断された生息地の間をつなぎ、生き物が移動できるようにする空間です。道路、宅地、農地などで生息地が分かれると、動物が餌、水、繁殖相手、季節ごとの利用場所へ移動しにくくなることがあります。回廊は、その間の移動経路を確保する考え方です。
米国魚類野生生物局は、野生生物回廊を、大きな生息地どうしの間で動物の移動を助ける景観要素として説明しています。利用目的は一つではなく、日常的な採食、季節移動、若い個体の分散などが含まれます。
重要なのは、回廊が必ずしも「完全な生息地」ではないことです。動物が長期間そこで繁殖・生活するための条件をすべて備えていなくても、二つの生息地の間を安全に移動する役割を持てば、回廊として機能し得ます。
ゴルフ場では、林帯、河川沿いの植生、長い自然草地、池や湿地をつなぐ未刈り込み区域などが、生息地の接続に役立つ可能性があります。ただし、単に細長い緑地があるだけで自動的に生息地回廊になるわけではありません。どの生物を対象にするか、途中に道路やフェンスなどの障壁がないか、必要な植生や水辺が連続しているかを確認する必要があります。
したがって、生息地回廊は「自然を残した場所」というだけではなく、生息地どうしのつながりを維持し、生き物の移動を成立させる機能に着目した考え方です。