ゴルフ百科事典

身体アライメントとは?

アドレス・身体アライメント

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まず答え

身体アライメントは、アドレス時に足・骨盤・肩など身体各部がに対してどの方向を向き、互いにどう配置されているかを表す考え方です。全身を一つの線として見るのではなく、部位ごとの向きと相互関係を分けて確認します。

詳しい解説

身体アライメントは、構えたときの足・骨盤・肩などの向きを、ターゲットラインや互いのラインとの関係で見る考え方です。たとえば足のラインが目標線と平行でも、肩だけが開いていることがあります。したがって「体がどこを向いているか」を一つの角度だけで表すのではなく、部位ごとの向きを分けて扱います。

右打ちの身体ラインを目標側へ延長した方向の記号例です。足・骨盤・肩など各ラインを別々に比較します。人体の配置、各部位が常に平行になること、クラブパスや球筋の確定を示しません。

Langdownらの2013年研究では、異なる技能水準のゴルファー20人がミドルアイアンで10〜15球を打ち、アドレス時の身体各部の位置と向きのばらつきを比較しました。技能群で有意差が確認されたのは、スタンスと肩のアライメント関係のばらつきで、上級群の方が小さくなっていました。一方、すべてのアドレス変数で上級者が同じ形だったわけではありません。

またKimらの2018年研究では、男性プロ11人のボール位置をわずかに左右・前後へ変えただけでも、肩の回旋、クラブフェースの向き、下半身の関節角度、足圧中心などが系統的に変化しました。2021年のプロ20人を対象とした研究でも、左右のボール位置変更によって肩・骨盤の角度や荷重配分、全身重心の動きが連鎖的に変わりました。

つまり身体アライメントは、足・骨盤・肩を常に完全な平行線へそろえることではありません。ボール位置、クラブ、狙う球筋、傾斜などによって構えは変わり得ます。オープンやクローズの向きが意図的な場合もあります。

実用上は、①ターゲットライン、②足のライン、③骨盤の向き、④肩の向き、⑤クラブフェースの向きを別々に記録し、狙った出球・クラブ軌道・打球結果と合わせて評価します。見た目の平行だけを理想値にせず、同じ目的のショットで各部位の関係が再現されているかを見る方が安全です。