ゴルフ百科事典

ゴルフ練習の「フィードバック計画」って、何を決めること?

練習設計・フィードバック

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まず答え

練習中に「何の情報を、いつ、どのくらいの頻度で、誰が選んで受け取るか」をあらかじめ決めることです。毎球すべてを見るのではなく、練習目的に合わせて球の結果・動き・計測値などを選び、自分で振り返る時間も残します。

詳しい解説

フィードバック計画は、練習後に思いつきで動画や数値を見るのではなく、練習の目的に合わせて「どんな情報を、どので、どの頻度で受け取るか」を決める設計です。

ゴルフでは、球がどこへ行ったかという結果の情報、スイング動画や身体の動き、弾道計測器の数値、コーチからの助言などがフィードバックになります。全部を毎球確認すると情報量が増えすぎるため、たとえばを直す練習なら打点と球の結果、距離感の練習なら停止位置や距離誤差など、目的に直結する情報を優先します。

もう一つ重要なのが頻度です。ゴルフパッティングを使ったIshikuraの2008年の実験では、結果を毎回知らせる群と3回に1回知らせる群を比較し、フィードバック頻度が学習結果に影響し得ることが示されました。これは「少ないほど必ず良い」という意味ではなく、練習中の出来と、時間を空けた後に自力で再現できるかを分けて見る必要があることを示します。

2019年のゴルフパッティング研究では、練習後半に必要なときだけフィードバックを求められる条件と、あらかじめ決められたタイミングで受け取る条件などを比較し、課題難易度とフィードバックを段階的に自己調整した群が保持・転移テストで良い結果を示しました。したがって「毎球見る」「一切見ない」の二択ではなく、上達段階に応じて受け取り方を変える考え方があります。

実用上は、練習前に①今回直したいこと、②見る情報を1〜2個、③何球ごとに確認するか、④自分で先に予測・評価するか、⑤最後にフィードバックなしで確認するか、を決めると整理しやすくなります。フィードバック計画の目的は情報を増やすことではなく、必要な情報を使いながら、最終的に自分で結果を判断できる状態へ近づけることです。