ゴルフ百科事典

シャフトたわみとは?

シャフト動的変形

あとで読む保存した記事へ →

まず答え

は、スイング中の力やトルクでシャフトが一時的に曲がる動的な変形です。硬さを示す「フレックス」そのものではなく、同じシャフトでもゴルファーの動かし方とスイング局面で、たわむ量や向きは変わります。

詳しい解説

ゴルフシャフトは完全な剛体ではないため、スイング中にグリップ側とクラブヘッド側から力やトルクを受けると曲がります。この時間とともに変わる曲げ変形が、シャフトのたわみです。

リード・ラグはシャフトの動的な曲げの一方向です。図では手元と進行方向をそろえ、無負荷の基準線より先端が進行側へ出るリードと反対側のラグを比較します。三次元の曲げ全体やねじれを示すものではなく、どの時点でどちらへ曲がるかを全員へ固定しません。

Ohtaらの研究では、シャフトの曲げ剛性と、グリップ側・先端側に作用する荷重を使って、スイング中の3次元たわみを計算しています。たわみは一方向だけではなく、クラブの進行方向に対するリード・ラグ方向や、トウ側へ曲がる方向など、複数方向に生じます。

ここで重要なのは、シャフトの「フレックス」やと、実際のスイング中のたわみは同じものではないことです。フレックスや曲げ剛性はシャフト側の特性ですが、実際にどれだけ、どの向きへ、いつ曲がるかは、ゴルファーがクラブへ加える力、スイング速度、クラブの質量特性などとの組み合わせで決まります。

実測研究でも、シャフト剛性を変えるとたわみ方やクラブヘッドの提示状態が変わる一方、その反応には個人差があります。そのため「柔らかいほどよくしなって飛ぶ」「インパクトでは必ず真っすぐへ戻る」といった単純化はできません。シャフトたわみは、静的な硬さ表示ではなく、スイング中に起きる動的な変形として見るのが基本です。