ゴルフ百科事典

トウドロップって何?シャフトが下に曲がるってこと?

クラブ運動・シャフト動態

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まず答え

トウドロップは、スイング中にシャフトがクラブヘッドのトウ側を下げる方向へ曲がり、静的な姿勢よりクラブがトウダウン(実質的にフラット側)へ届く動的なたわみです。シャフトの不良そのものではなく、量はシャフト特性とスイング中の荷重・動きで変わります。

詳しい解説

トウドロップは、スイング中に起きるシャフトの動的なたわみの一つです。クラブを後方から見たような向きで、グリップ側に対してヘッドのトウ側が下がる方向へシャフトが曲がるため、インパクト時のクラブは静止時よりフラット側へ届くことがあります。

クラブのトウ側が下がる方向の動的なたわみを説明する記号です。曲線の中心線の長さを直線の基準とそろえ、接続角を保つようヘッドの記号を回していますが、たわみの量や形は実測ではありません。フェースの向き、地面、球や実際のインパクトは描かず、リード・ラグやねじれを同じ図に混ぜていません。静的なライ角やフレックスだけで適否を決めず、実打で確認します。

シャフトの変形は一方向だけではありません。Ohtaらの研究では、スイング中のゴルフシャフトのたわみを二方向の曲げとして扱う3次元モデルが作られています。前後方向のや、シャフト軸まわりのねじれとは分けて考える必要があります。GEARSも、droop・deflection・twistを別の動きとして計測しています。

トウドロップが増えると、クラブは実質的にフラット側へ届きやすくなるため、に関係します。ただし「柔らかいシャフトなら必ず大きい」「トウドロップが多いほど悪い」とは言えません。Betzlerらが40人のゴルファーを対象に異なる硬さのシャフトを比較した実験では、シャフト剛性は全員のインパクト時に有意な影響を与えましたが、影響の出方はゴルファーごとに異なりました。

フィッティングでは、静的ライ角やシャフトの表示フレックスだけで推測せず、実際のインパクトでのダイナミックライ角、、球の出る方向を合わせて確認するのが実用的です。また、インパクトでトウが下がって見えても、そのすべてがトウドロップだけで決まるわけではありません。手元の高さやクラブの届け方もダイナミックライ角に影響します。