ジュニアの 長期育成モデルとは?
長期育成・発達段階
まず答え
子どもの成長段階に合わせて、運動の基礎、ゴルフ技能、競技経験、楽しさを段階的に積み上げ、将来は競技継続にも生涯スポーツにも進めるよう設計する育成の考え方です。年齢だけで一律に進級させる仕組みではありません。
詳しい解説
ジュニアの長期育成モデルは、「早く大人と同じ練習をさせる」ことではなく、身体・技能・心理・社会面の発達に合わせて、学ぶ内容や競技環境を変えていく考え方です。
PGA of AmericaのAmerican Development Model(ADM)は、その代表例です。段階はActive Start、FUNdamentals、Learn to Play、Play to Improve、Play to Compete、Play to Win、Play Golf for Lifeへ続きます。幼少期は基本的な身体動作と楽しさを重視し、そこからゴルフ技能、コース経験、競技力へ段階的に進みます。
重要なのは、競技選手になることだけを最終目標にしていない点です。ADMには「Play Golf for Life」があり、競技レベルにかかわらず長くゴルフを続ける道も育成の一部として位置付けています。つまり、競技成績だけでなく、ゴルフを理解し、自分に合う形で継続できることも長期育成の成果に含まれます。
また、各段階の年齢は固定的な合格基準ではありません。子どもによって身体発達や技能習得の速度は違うため、年齢だけでなく、基本動作、ショット技能、安全、ルール理解、本人の意欲などを見ながら進めます。複数スポーツを経験する考え方もADMに含まれています。
したがって、ジュニアの長期育成モデルは「何歳で何を必ず達成する」という年齢表ではなく、成長に合わせて課題と環境を変え、早期の結果だけに偏らず、競技力と長期継続の両方を見ていく育成の枠組みと考えるのが適切です。