ゴルフ百科事典

子どもの練習量や練習時間は、大人と同じ基準で増やしていい?

ジュニアゴルフ・練習量

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まず答え

いいえ。子どもの練習量は、大人の時間や回数をそのまま基準にせず、年齢だけでなく発達段階、経験、体力、成長、休養状況に合わせて増やします。ゴルフでもPGAの発達モデルは段階ごとに練習内容と量を変えており、若年選手では休養を確保しながら徐々に負荷を上げる考え方が基本です。

詳しい解説

子どもの練習量は、大人の練習時間を縮小・拡大して決めるものではありません。成長途中では体格、運動能力、集中力、競技経験が大きく変わるため、同じ年齢でも適切な負荷は違います。

PGA of AmericaのAmerican Development Model(ADM)は、ゴルフの練習を発達段階ごとに分けています。たとえばFUNdamentals段階では正式な練習時間を固定せず、楽しさと基礎運動能力を重視します。一方、Play to Improve段階では、練習を45〜90分程度の単位にし、週5〜7時間を目安とするなど、段階が進むにつれて内容と量を変えています。PGA自身も年齢は目安であり、発達段階に合わせることを重視しています。

また、米国小児科学会(AAP)は、若年選手が耐えられる練習負荷は年齢、身体成熟、経験、過去のけがなどで変わるとし、負荷と回復のバランスが崩れると使い過ぎによる障害、過練習、燃え尽きにつながり得ると説明しています。週ごとの休養日や、年間を通じて同じ競技から離れる期間を確保することも勧めています。

したがって、増やす基準は「大人が2時間やるから子どもも2時間」ではなく、現在の発達段階で練習後に回復できているか、楽しさや集中が保てているか、痛み・強い・睡眠や気分の乱れ・成績低下が出ていないかを見ながら調整することです。競技レベルが上がっても、量だけを増やすのではなく、練習内容、休養、学校生活まで含めて個別に組む方が適切です。