ゴルフ百科事典

弾道計測器の「測定分解能」って何?

計測科学

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まず答え

測っている量がどれだけ小さく変われば、機器の表示が変化として反応できるかを表す性質です。表示が細かい刻みでも、それだけで誤差が小さい、精度が高いという意味ではありません。

詳しい解説

測定分解能は、測っている量の小さな変化を、機器がどこまで区別して表示できるかを見る性質です。国際計量用語集(VIM)は、分解能を「測定している量の最小の変化のうち、対応する表示に知覚できる変化を生じさせるもの」と定義しています。

図は表示を最も近い0.1へ丸める架空例です。表示分解能は区別できる表示の差、測定分解能は測る量の変化への応答に関わり、いずれもそれだけで正確さを保証しません。

ゴルフの弾道計測器で、クラブ速度が0.1m/s刻みで表示されるなら、画面上では45.0と45.1を区別できます。ただし、この『表示の細かさ』と、実際に0.1m/sの変化を正確に測り分けられるかは同じではありません。VIMも、表示装置の分解能を『意味を持って区別できる表示値の最小差』として別に定義しています。

そのため、小数点以下の桁が多い機器ほど正確とは限りません。測定精度には、ノイズ、校正、、反復したときのばらつき、設置条件なども関わります。表示が0.1刻みでも、がそれより大きければ、0.1の差をそのまま実際の変化と断定するのは危険です。

逆に、分解能が粗すぎると小さな変化は表示に現れません。たとえば練習前後でクラブ速度がわずかに変わっていても、そのが機器の分解能より小さければ、同じ値として表示されることがあります。

数値を読むときは、『何桁表示されるか』だけでなく、機器がどの程度の変化を識別できるか、反復時のばらつきや不確かさがどの程度かを合わせて見ます。分解能は精度を構成する一要素ですが、分解能だけで測定の良し悪しは決まりません。