コース設計思想・自然主義
ゴルフコース設計の「自然主義」って何?ミニマリズムとは違う?
自然主義は、土地の起伏・植生・水系などを設計に取り込み、コースが周囲の景観に自然になじむことを重視する考え方です。ミニマリズムと近いですが、自然主義は主に「土地らしさ・見え方」、ミニマリズムは「必要以上に手を加えない設計姿勢」を強く指し、同義ではありません。
自然主義は、コースを土地にもともとある地形・植生・水系になじませ、その場所に最初からあったように見せることを重視する設計思想です。起伏や谷、岩、樹木、在来植生などを障害や景観、攻略要素として生かし、人工的な造形が周囲から浮かないようにします。アリスター・マッケンジーも、優れた設計は自然の美しさを模倣し、人工と分からないほど自然に見えることを重視しました。
ミニマリズムとは近いものの同じではありません。ミニマリズムは、土地の良さを生かしながら不要な造成や要素を減らす「介入の少なさ」を重視する考え方です。一方、自然主義は最終的な景観や地形のなじみ方が中心なので、排水・安全性・プレー性のために造成していても、自然に見える設計は成立します。つまり「自然主義=何もしない」ではありません。
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