ゴルフ百科事典

パットの「ロール方向安定性」って何?

ボールロール/方向安定性

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まず答え

ロール方向安定性は、同じ向き・同じ強さで転がしたボールが、どれだけ狙った線から横へばらつかず進むかを見る考え方です。傾斜による意図的な曲がりとは分け、表面の凹凸、芝の不均一、足跡や傷などで生じる予期しない横ずれを評価します。

詳しい解説

ロール方向安定性は、パットしたボールが「どれだけ真っすぐ転がるか」を、単発の成功・失敗ではなく横方向のばらつきとして見る考え方です。傾斜があるグリーンでは重力で曲がるのが正常なので、一定の条件から繰り返し転がし、狙った基準線に対する横ずれや散らばりを比較します。

ロール方向の安定性は、条件をそろえて繰り返した横方向のずれや散らばりで評価します。図は停止点の広がりを示す架空の各6球で、研究の20球のデータや実測軌道を再現していません。途中の揺れを測る真直性指標とも区別して読みます。

Reasorらは、のパッティンググリーンで機械式の発射器から20球を繰り返し転がし、停止位置の前後方向と左右方向の広がりからボールロールの均一性を評価しました。芝の品種、場所、などによって散らばりの大きさが変わることを確認しています。

また、KoslowとWenosは、同じグリーン上で機械的にボールを転がし、朝と午後、通常営業日と閉場日を比較しました。午後やプレーが行われた条件では、転がり距離だけでなく散らばりも変化しました。これは、パットの方向誤差の一部がストロークだけでなく表面状態でも生じることを示します。

したがって、方向安定性を見るときは1球の横ずれを評価せず、同じ開始位置・初速・方向で複数球を転がし、その散らばりを見るのが基本です。グリーンの傾斜による計画的な曲がりと、表面の不均一による予期しない横ずれは分けて考えます。