パット計測の 「スキッド時間」って 何?
ボール・地面相互作用/パット計測・スキッド時間
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まず答え
スキッド時間は、パターフェースを離れたボールが、滑りや小さな跳ねを経て純転がりに達するまでの時間を表す考え方です。ただし名称は機器間で統一されておらず、Foresight Sportsの現行計測では近い指標を「Time to Full Roll」と表示しています。
詳しい解説
パット直後のボールは、必ずしもすぐ純転がりになるわけではありません。打ち出し直後は滑ったり、小さく跳ねたりしながら前進し、芝面との接触で前進速度と回転が変化して、やがてボールの前進速度と表面の周速度が対応する純転がりへ移ります。
この移行にかかる時間を捉えるのが「スキッド時間」に相当する考え方です。ただし、これは全メーカーで統一された標準名称ではありません。Foresight SportsのQuadMAX Putting Analysisでは、Skid Distanceとは別に「Time to Full Roll」を計測項目として掲げています。つまり、滑った距離と、純転がりに達するまでの時間は別の見方です。
Popeらは機械式パッティング装置と高速カメラを使い、異なるロフトのパターでスキッド長とロール比率を測定しました。研究では、打ち出し条件によってスキッド区間が変わり、純転がりへ移る位置も変化することが示されています。
したがって、スキッド時間が短ければ常に良いとは限りません。強く打ったパットと弱く打ったパットでは時間尺度が違い、打ち出し角、初期回転、ボール初速、芝面の状態でも変わります。比較するなら、同じ距離・近い初速・同じグリーン条件で、スキッド距離、ロール速度、打ち出し条件と合わせて見るのが適切です。