クラブフィッターと クラフトマンは、 何が 違う?
フィッティング・クラフト
まず答え
主な違いは、フィッターが「その人に合う仕様を見つける役割」、クラフトマンが「その仕様どおりに組み立て・調整・修理する役割」だという点です。ただし実際の工房では、1人が両方を担当することも多く、完全に別職種とは限りません。
詳しい解説
クラブフィッターとクラフトマンは、どちらもゴルフクラブをプレーヤーに合わせる仕事ですが、中心になる作業が違います。
クラブフィッターは、プレーヤーの体格、スイング、弾道、打点、飛距離、好みなどを見ながら、ヘッド、ロフト、ライ角、シャフト、長さ、重量、グリップなどの候補を比較し、「どの仕様が合うか」を決める役割です。PINGも公式のフィッティング説明で、フィッターがプレーヤーへの質問と実打データを基に最適な仕様を提案するとしています。
一方、クラフトマンやクラブメーカーは、決まった仕様を実物へ反映する作業が中心です。シャフトの切断・装着、長さやスイングウェイトの調整、グリップ交換、ロフト・ライ角調整、接着、組み立て、修理などを行います。The GolfWorksはClubmaking Academyを「ゴルフクラブの組み立て・修理」を学ぶ教育として位置付け、PINGも本社のクラブビルダーが個別仕様に合わせてクラブを組み立て・校正していると説明しています。
ただし、現場では両者が重なることがあります。個人工房では、同じ人が実打を見てフィッティングし、そのままシャフト交換や組み立てまで行うことがあります。逆にメーカーのフィッティング施設では、フィッターが仕様を決め、別の工場や組立担当が製作する分業もあります。
そのため、店を選ぶときは肩書きだけでなく、「実打計測までして仕様を提案できるか」「ロフト・ライ角や長さ、重量まで実測・調整できるか」「組み立てや修理を店内で行うか」「作業後にスペックを再測定するか」を確認すると役割が分かりやすくなります。
まとめると、フィッターは主に『何を使うかを決める人』、クラフトマンは主に『その仕様を作る・直す人』です。両方の技能を持つ人もいるため、資格名や肩書きだけでなく、実際にどこまで担当するかを見るのが適切です。