ゴルフ百科事典

ゴルフスイングの「胸郭腕分離」って何?

3Dスイング解析

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まず答え

胸郭腕分離は、胸郭と上腕の向き・動きの差を相対的に見る考え方です。研究では近い指標として「腕‐体幹角」が使われますが、骨盤と胸郭のXファクターとは別物です。

詳しい解説

「胸郭腕分離」は、胸郭に対して上腕がどの向きにあり、スイング中にその相対関係がどう変わるかを見るための考え方です。ゴルフの3D動作研究では、これに近い量として腕‐体幹角(arm-to-trunk angle)が使われています。

記事にある腕‐体幹角の定義を方向線だけで示す記号図です。共通起点は比較用で実関節中心ではなく、人体の実配置、肩関節の全3D回転成分、推奨角度を表しません。

Zhengらの2008年のプロゴルファー研究では、腕‐体幹角を、体幹ベクトルの下向き方向と上腕骨の遠位方向が作る角度として左右それぞれ算出しました。25人のLPGA選手と25人のPGA選手を240Hzの光学式動作計測で調べ、アドレス、トップ、インパクトなどで上肢と体幹の位置関係を比較しています。

この値は、腕が胸郭からどれだけ「離れて見えるか」だけを表すものではありません。胸郭自体の回旋・側屈・前傾と、肩関節での上腕の動きが合わさって変化します。また、骨盤と胸郭の回旋差を表すXファクターとも別の指標です。

なお「胸郭腕分離」という日本語名が研究分野で統一された標準用語というわけではありません。GOLF DNAでは、胸郭と腕の相対関係を表す概念として扱い、可能なら実際に採用した計測系の定義を確認します。単一の角度を大きくすれば良いとは判断せず、クラブ挙動、、球速、本人内の再現性と合わせて見ます。