3Dスイング解析の 「インパクト時の 胸郭向き」って 何?
3D解析・胸郭姿勢
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まず答え
インパクト時の胸郭向きは、ボールに当たる瞬間に胸郭が基準方向に対してどちらを向き、どれだけ傾いているかを表す3D姿勢です。回旋・前後傾・左右傾を分けて読むため、肩のラインだけを見た値とは同じではありません。
詳しい解説
3Dスイング解析では、胸郭を一つの身体セグメントとして座標系を設定し、ボールインパクトの時点での向きを複数の角度成分に分けて表します。代表的なのは身体の長軸まわりの回旋、前後傾、左右傾です。
正面や後方からの2D動画で見える肩のラインは参考になりますが、3Dの胸郭向きそのものではありません。身体が回旋しながら傾くと、カメラへの投影によって見え方が変わります。また、3D解析でも角度の計算順序や座標系によって成分値は変わり得ます。
Horanらは熟練男性19人・女性17人のフルスイングを3D計測し、40分のパット練習前後で骨盤・胸郭の向きと角速度を比較しました。ボールコンタクト時の胸郭や骨盤の回旋成分には条件・性別による変化があり、熟練者でも一つの固定姿勢ではないことが分かります。Evansらも20人のゴルファーで胸郭と骨盤の3Dキネマティクスを反復測定し、多くの成分で高い再現性を確認しました。
実用上は、①回旋・前後傾・左右傾のどれか、②何を0度の基準にしているか、③右打ち・左打ち、④同じ機器・同じ計算法かを確認します。「胸を何度開く」が全員共通の正解とはせず、骨盤との相対関係、胸郭角速度、腕・クラブの動き、打球結果と同じ時点で合わせて読みます。