胸郭回旋と 胸郭側屈は、 どう 区別する?
身体運動・3D解析
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詳しい解説
3Dスイング解析では、胸郭の向きを軸回旋・左右傾斜・前後傾などの成分に分けて扱います。
胸郭回旋は、胸郭全体が主に身体の上下方向の軸まわりに左右へ向きを変える動きです。胸郭側屈は、正面から見て胸郭が左右へ傾く動きです。スイング中に両方が同時に変化しても、回旋量が増えたことと側屈量が増えたことは同じ意味ではありません。
Horanらは熟練男性19人・女性19人のダウンスイングを3D計測し、胸郭と骨盤について軸回旋、前後傾、左右傾斜を別々に算出しました。ボール接触時には胸郭の軸回旋と左右傾斜の双方に群間差が見られ、別成分として評価されています。Evansらも20人を5番アイアンとドライバーで計測し、胸郭・骨盤の3D運動波形の再現性を検討しています。
データを読むときは、①軸回旋と左右傾斜を混同しない、②左右どちらをプラスとするか、③アドレス基準の変化量か絶対角度か、④同じスイング局面か、をそろえます。別の機器や解析法の数値をそのまま比較しない方が安全です。
回旋量や側屈量だけでスイングの良し悪しは決まりません。骨盤との関係、クラブの動き、打球結果と合わせて評価し、単独の角度を固定の理想値にはしません。