ゴルフ百科事典

ゴルフ場の土を考えるとき、「土壌母材」とは何?

地質・土壌

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まず答え

土壌母材は、土ができる元になった鉱物や有機物の材料です。現地の岩石が風化したものだけでなく、水や風などで運ばれて堆積した材料も含みます。地盤の出発点を理解する言葉で、母材名だけで現在の水はけや芝の育ち方が決まるわけではありません。

詳しい解説

土壌母材は、が発達する元になった、固結していない鉱物質または有機質の材料です。USDAの土壌解説では、下にある岩石が風化してできる場合と、風、水、重力、人の活動などで運ばれた材料からできる場合があるとされています。

土壌母材は土壌が発達する元の材料です。図は鉱物質の二つの由来を示す例で、有機質の母材もあります。気候・生物・地形・時間などの作用が加わって土壌が発達し、母材が真下の岩盤と同じとは限りません。造成や材料の搬入をした根域は元の地盤とも異なり得るため、現在の水はけを母材名だけで判断しません。

つまり、母材は必ずしも「その場所の真下にある岩盤」と同じではありません。川が運んだ堆積物や風が運んだ砂も、土ができる出発点になり得ます。土壌は母材だけでなく、気候、生物、地形、時間などの作用を受けて形成されます。

ゴルフ場では、母材や地質は敷地の成り立ちを理解する手がかりになります。ただし、造成で土を移動したり、表土や砂を入れたり、グリーンを別の根域材料で構築したりすれば、芝が根を張る層は元の地盤と異なることがあります。したがって、地域の地質名をそのままグリーンの根域材の説明に使うのは適切ではありません。

現在の水はけや根の伸びを知りたいときは、母材の情報に加えて、実際の土の粒径、層の厚さ、締固め、水分、排水設備などを調べます。母材は土地の由来を表す概念で、現時点のプレー品質を一つの言葉で判定する指標ではありません。