暴風雨が 来る 前、 コース管理は 何を 優先して 準備する?
コース管理・荒天対策
まず答え
最優先は人の安全と、被害後に復旧できる状態を残すことです。機械・燃料・薬品・重要データを安全な場所へ移し、排水路や越流部を確認し、飛ばされる物を固定・撤去します。必要に応じて散水設備の電源を止め、ポンプ・発電機・チェーンソーなど復旧機材も準備します。芝を守る作業より、安全と設備・環境事故の防止が先です。
詳しい解説
暴風雨への準備では、まず「芝をきれいな状態で守る」ことより、人の安全と重大な二次被害を防ぐことを優先します。USGAは、荒天前に機械や資材を安全な場所へ移し、燃料・薬品・バッテリー・重要書類やデータを水害や風から守る準備を勧めています。
次に確認するのが、水の通り道と設備です。排水口や水路、越流部に落ち葉やごみが詰まっていないかを確認し、冠水しやすい場所では移動できる機械を高い場所へ避難させます。強い雷や浸水が予想される場合は、散水設備など電気系統を保護するための停止手順を確認しておくことも重要です。
コース上では、ティーマーカー、案内板、ベンチ、ごみ箱など風で飛ぶ可能性がある物を固定または撤去します。倒木や枝折れの危険がある樹木は事前に把握しておき、荒天中や直後は危険区域へ人を入れない前提にします。
復旧用の準備も同時に行います。ポンプ、発電機、燃料、チェーンソー、通信手段などを事前に使える状態へしておけば、雨が止んだ後の排水、倒木処理、設備点検へ移りやすくなります。ただし、暴風雨の最中に復旧作業を始めるのではなく、安全が確認できてから行います。
つまり、荒天前の優先順位は、①人の安全、②燃料・薬品・電気設備などによる二次事故の防止、③重要設備と機械の保護、④排水と復旧手段の確保、⑤その後に芝やプレー面の回復、という順で考えるのが基本です。