ゴルフ百科事典

ゴルフコース設計の「黄金期」とは、いつ頃のこと?

コース設計史・黄金期

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まず答え

一般に、第一次世界大戦後から第二次世界大戦前まで、特に1920〜30年代を中心とするゴルフコース設計の発展期を指します。厳密な公式年代区分ではありませんが、、A.W.ティリングハスト、ジョージ・C・トーマスらが、自然地形と戦略性を生かした多くの名コースを残した時代として使われます。

詳しい解説

ゴルフコース設計でいう「黄金期(Golden Age)」は、規則で定められた正式な時代区分ではありません。歴史家や設計関係者が、20世紀前半にコース設計が大きく発展した時期をまとめて呼ぶ言葉です。USGAは、いわゆる「Golden Age of Golf Design」を、おおむね二つの世界大戦の間に当たる時期として説明しています。

この時代には、米国を中心にゴルフ場の建設が広がり、ドナルド・ロス、A.W.ティリングハスト、ジョージ・C・トーマス、セス・レイナー、ウィリアム・フリンなどの設計家が数多くのコースを手がけました。USGAによると、1919年から1931年までの13回の全米オープンのうち8回がロス設計のコースで行われています。これは、当時の設計が競技舞台としても大きな存在感を持っていたことを示す一例です。

設計思想の特徴としては、単に長く難しくするのではなく、土地にもともとある谷、斜面、砂地、水の流れなどを取り込み、どのルートを選ぶか、どこへ球を置くかで次打の難しさが変わるようにする考え方が発達しました。USGAは、黄金期の設計家たちがスコットランドの自然なリンクスと米国の地形から着想を得て、不規則な形のバンカー、起伏の大きいグリーン、複数の攻略選択肢を持つ戦略的なコースを作ったと説明しています。

ただし「黄金期=この年からこの年まで」と世界共通に固定されているわけではありません。地域や論者によって前後の年代を含めることがあります。したがって、年代は目安として捉え、「20世紀前半に自然地形と戦略性を重視する設計思想が大きく成熟し、後世へ強い影響を残した時期」と理解するのが適切です。