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暑い日は、なぜ芝面が乾きやすくなるの?

暑熱・蒸発散

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まず答え

気温だけでなく、日射、風、湿度を含む蒸発散が大きくなるためです。芝は葉から水を失い、や芝面からも水が蒸発します。ただし、高温でも湿度が高く風が弱い場合は蒸発が進みにくいことがあり、気温だけで乾燥速度は決まりません。

詳しい解説

暑い日に芝面が乾きやすくなる背景には、蒸発散があります。蒸発散は、土壌や芝面から水が蒸発する量と、芝が葉から水を失う蒸散を合わせた考え方です。USGAは、散水判断に使う蒸発散量を、気温だけではなく日射、風速、湿度などの気象条件から見積もると説明しています。

ETは土壌や濡れた表面からの蒸発と、植物からの蒸散を合わせた水分損失です。日射・気温・風・湿度などの影響を受け、実際の散水量は雨や根域水分なども合わせて判断します。

日射が強く、気温が高く、風がある日は、水が大気へ移動する力が大きくなりやすく、芝と根域の水分が減ります。特に砂質の根域や高い場所、風が当たりやすい場所は、周囲より早く乾くことがあります。そのため同じグリーンやフェアウェイでも水分は均一にはなりません。

一方、『気温が高いほど必ず乾燥が速い』とは限りません。湿度が高いと空気がすでに多くの水分を含んでいるため蒸散が進みにくくなり、風が弱い場合も葉の周囲に湿った空気が残りやすくなります。高温多湿では芝が熱ストレスを受けていても、蒸発による冷却が十分に働かないことがあります。

管理では、気温だけを見て散水量を増やすのではなく、蒸発散量、土壌水分、芝のしおれ、風の当たり方などを組み合わせます。必要以上の散水は表面を軟らかくしたり根域の酸素不足を招くため、『暑いから一律に多く水を入れる』という判断は避けます。

つまり暑熱時の乾燥は、気温・日射・風・湿度・根域の保水性が組み合わさった結果です。