蒸発散量 (ET)とは?
散水・水管理/蒸発散
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まず答え
土や水面から蒸発する水と、芝が葉から蒸散する水を合わせた水分損失量です。ゴルフ場では気温・日射・風・湿度などからETを推定し、散水量を考える基準に使います。ただしETと同じ量をそのまま毎回補給するわけではありません。
詳しい解説
ETはevapotranspiration(蒸発散)の略で、土壌や濡れた表面から失われる「蒸発」と、芝が根から吸った水を葉から放出する「蒸散」を合わせた水分損失です。USGAの用語集でも、植物と土壌から水蒸気として失われる総量と定義されています。
ゴルフ場では、コース内の気象観測や近隣の気象データからETを推定します。主に日射、気温、風速、湿度が影響し、晴れて暑く、乾いた強風の日はETが大きくなりやすく、曇って涼しく湿度が高い日は小さくなりやすくなります。
ETは散水計画の出発点として便利ですが、『ETが5mmなら必ず5mm散水する』という使い方ではありません。芝種によって実際に必要な水量は違い、雨量、根域の保水量、現在の土壌水分、根の深さ、場所ごとの乾き方も合わせます。USGAは、ETの一定割合を補給する方法や、予測ETを使って散水量を細かく調整する方法を紹介しています。
つまりETは「芝と土がどれだけ水を失いやすい気象だったか」を数値化する指標です。実際の散水判断ではETを土壌水分計や現場観察と組み合わせて使います。