フェアウェイが広いのに、なぜ考えさせられる? タイガー・ウッズ初の完成コース
GOLF DNA編集部🌐

3行まとめ
- タイガー・ウッズ初の完成設計コース「El Cardonal」は、広い着地エリア、グリーンへの開いた入口、戦略的な選択肢を掲げた。
- 5セットのティーとバックティー7,363ヤードを備え、狭さだけに頼らず判断を求めるコース設計の考え方を読む。
- 開場前日の公式発表で、設計の特徴として挙げられたのは、広い着地エリア、グリーン周辺への開いた入口、そして戦略的な選択肢だった。
フェアウェイが広い。なら、そのコースは簡単なのか。
タイガー・ウッズが最初に完成させたゴルフコースを見ると、必ずしもそうではない。
メキシコのカボ・サン・ルーカスに造られたEl Cardonal at Diamanteは、2014年12月16日に正式開場した。Tiger Woods Designにとって最初の完成プロジェクトだった。
最初の完成コースで掲げたのは「広い着地エリア」
開場前日の公式発表で、設計の特徴として挙げられたのは、広い着地エリア、グリーン周辺への開いた入口、そして戦略的な選択肢だった。
一見すると、広いフェアウェイと「挑戦的なコース」は逆に見える。
ただ、広く受け止めることと、どこへ運んでも同じということは別だ。着地できる場所を増やしながら、プレーヤーにはその中から場所を選ばせる。El Cardonalの説明は、そんな設計思想として読める。
ここで言っているのは、この設計によって平均スコアが何打上がった、という測定結果ではない。公式発表が示した設計意図を、ゴルファー側から読み直したものだ。
「上級者には挑戦的、幅広い技量には遊びやすく」を同時に狙った
公式発表では、El Cardonalについて、上級者には挑戦的でありながら、あらゆる技量のゴルファーが楽しめてプレー可能なコースを目指したと説明している。
同じ発表では、5セットのティーが用意されることも示された。バックティーからは7,363ヤード。長くプレーしたい人には距離を残しつつ、全員を同じティーから同じ条件で回らせる設計ではない。
ここで見えてくるのは、「難しい」と「狭い」が必ずしも同じ意味ではないことだ。
フェアウェイを細くしてミスの余地を減らす以外にも、広さの中に複数の選択肢を残し、判断そのものをプレーの一部にする方法がある。
広いフェアウェイでは「入ったか」以外も見る
普段のラウンドでは、ティーショットがフェアウェイに入ったかどうかだけで評価しがちだ。
だが、広いホールほど「どこに置いたか」を見る余地がある。次のショットでグリーンへ向かいやすい場所はどこか。安全に運ぶ場所と、より良い位置を狙う場所は同じなのか。
El Cardonalの設計説明を知ると、フェアウェイの広さを単純な易しさとして見るだけでは足りなくなる。
広いから迷わないのではなく、広いからこそ選べる。タイガー・ウッズが最初の完成コースで示したのは、狭さだけに頼らず考えさせるコースの作り方だった。
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3行まとめ
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