素振りで消えたシャフトクロス、球を打つと復活! 「窮屈」から始まるスイング改造
GOLF DNA編集部🌐
3行まとめ
- 野村タケオがシャフトクロスを直す3つの動きを素振りで試すと、トップはレイドオフ寄りになった。
- ところが球を打つと、長年のクセが顔を出した。
- 形を直せたかだけでなく、実際の一打でも無理なく再現できるかが改造の難所だ。
素振りでは、憧れのレイドオフになった。ところがボールを前にすると、長年のシャフトクロスが顔を出す。シングルハンディのイラストレーター、野村タケオが試したスイング改造は、そんなゴルファーには身に覚えのある結末を迎えた。
野村が2026年9月に「みんなのゴルフダイジェスト」で試したのは、トップでクラブが目標方向より右を向くシャフトクロスの修正。武田登行プロが示した3つのポイントを、一度に意識してみたという。
直したいのはクラブの向き。でも体が「窮屈」
ポイントの一つ目は、左肩をあごの下へ入れ、左右の腕を同じくらい長く使う意識。二つ目は、トップで右ひじを自分の右骨盤のほうへ向けること。三つ目は、右手のひらではなく甲側を自分へ向けることだ。
野村はこの3点を重ねて素振りをした。感想は、腕や肩甲骨まわりがかなり窮屈。それでもトップのクラブはシャフトクロスにならず、本人が憧れていたレイドオフ寄りに収まった。クラブが内側から下りやすくなった感覚もあったという。
動画で見たら、ここで「直った!」と喜びたくなる。話の面白さは、その先にある。
ボールを置いた途端、旧友が帰ってきた
実際に打つと、野村は3つの動きを保つのが難しかった。素振りではできたのに、ボールを前にすると以前のクセが出る。本人も、長年の動きを変えるのは簡単ではないと振り返っている。
鏡の前やゆっくりした素振りなら形を作れても、一球を打つ動きでは同じことができない。練習場で似た経験をした人は多いだろう。野村はまず素振りで体に覚え込ませ、少しずつ実打へつなげたいと書いている。
ただ、この試行に弾道や飛距離の前後比較はない。3点を意識すれば誰でも飛ぶ、曲がらなくなる、とまでは言えない。
見た目を直すことがゴールではない
武田プロは、シャフトクロスのままうまく打てているなら、必ずしも直す必要はないとも説明している。窮屈な姿勢を作れたこと自体が正解というわけではない。
自分のスイング動画に気になる形が映ったら、まずは何に困っているのかを確かめたい。ミスとつながっているのか。直した形はボールを打つときにも再現できるのか。
野村の体験が教えてくれるのは、シャフトクロスを一瞬消す方法だけではない。「素振りでできた」と「球を打てた」の間には、思った以上に距離があるということだ。
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