「純正シャフトはオマケ」、もう古い? Qi4Dはフェースの返し方で3択
GOLF DNA編集部🌐
3行まとめ
- Qi4Dの純正シャフトREAXには、フェースの返し方に合わせた3タイプがある。
- HR・MR・LRの違いは硬さの記号だけでは分からず、メーカーは回転の速さを目安にする。
- ただし分類だけで飛距離は決まらない。
ドライバーはヘッドを選び、純正シャフトは「付いてきたもの」で済ませる。そんな買い方に、テーラーメイドのQi4Dは待ったをかけた。純正のREAXをHR・MR・LRの3タイプに分けたのだ。
基準は単に「SかRか」ではない。インパクトの前後で、クラブヘッドをどんな速さで返すか。メーカーはそこをシャフト選びの入口にした。
同じ純正でも、先端の性格が違う
HRはフェースを積極的に返すタイプを想定し、シャフト先端を比較的しなやかに。LRはフェースの開閉が少ないタイプ向けで、先端を硬めに。MRはその中間だ。共同開発した三菱ケミカルも、3タイプで曲がり方やねじれ方の特性を変えたと説明している。
日本仕様の標準の組み合わせも面白い。Qi4DはMR60、MAXはHR50、LSはLR60、軽量のMAX LITEはMR40。つまりヘッドの性格に合わせ、最初からシャフトも選んである。ただし、MAXを買う人が全員HRに合うわけではない。これはメーカーの出発点であって、個人の正解ではない。
自分はHRかLRか。どこを見る?
テーラーメイドが示す手軽な手掛かりは、正面から撮ったスイング動画だ。右打ちなら、シャフトと左腕が一直線になる瞬間をインパクトと比べる。インパクト前後の早い段階ならHR寄り、後まで重ならなければLR寄りという考え方だ。
対応する計測器を使うフィッティングでは、フェースが閉じる速さも見る。メーカーの大まかな目安は、毎秒2,000度未満がLR、3,000度超がHR、その間がMR。これはヘッドスピードの数字ではなく、フェースの回転速度だ。しかもテーラーメイド独自の目安で、ゴルフ全体に通用する判定表ではない。
1,100万ショットでも、最後は自分の球
テーラーメイドは20年以上に集めた1,100万回超のショットを開発の背景としている。ただ、公開資料からは、そのデータでHR・MR・LRを選んだ人が何ヤード伸びるかまでは確かめられない。「自分はHR」と動画で分かっただけで、飛距離アップが保証されるわけでもない。
試すなら、同じヘッドでシャフトを替え、いちばん飛んだ1球だけで決めない。打ち出し、左右の散らばり、振りやすさが何球も続くかを見る。S・Rや重量も含めて比較すれば、3択は診断のゴールではなく、試打のスタートになる。
純正シャフトが「とりあえずの一本」ではなくなった。それがQi4Dの本当に面白いところだ。
出典:taylormadegolf.jp / TaylorMade 技術情報 / Mitsubishi Chemical Golf 技術情報
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