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全米OP王者フィッツパトリック、 特注品も 試して 2013年発売アイアンに 戻し再び優勝
マット・フィッツパトリックは新型アイアンで勝ち、別メーカーの特注品まで試した。それでも2013年発売のPING S55に戻り、2025年11月の欧州男子(DPワールドツアー)選手権を制した。古い道具に固執したというより、選択肢を試してから選び直した話である。
2022年の全米オープン王者は、プロになったころからS55を長く使っていた。2023年のライダーカップ後、PING Blueprint Sへ変更。新しいアイアンを使った同年10月のアルフレッド・ダンヒル・リンクス選手権でも優勝している。新型への乗り換えは、最初からうまくいかなかったわけではない。
特注アイアンで探したもの
2024年の全米オープンでは、さらにTitleist T100へ替えた。リーディングエッジに本人向けの加工を施した「Fitz grind」だ。米国男子(PGAツアー)の用具取材でフィッツパトリックは、打ち出しを少し高くし、スピンを増やすためにボールとアイアンの組み合わせを調整したと説明している。単に新しい製品を使いたかったのではなく、ショットに求める変化があった。
だが、2025年11月の優勝時、5番からピッチングウェッジまでのアイアンは再びS55だった。長い番手には別モデルのPING i210を使っており、バッグのすべてを昔の仕様に戻したわけではない。翌2026年3月の用具紹介でも、S55が残っている。
本人は新しいクラブを試した期間をよかったと振り返りながら、使い慣れた古いアイアンならどんな結果になるか分かる、とGolf Monthlyに話している。戻した正確な時期や、各モデルを同条件で比べた打球データは公表されていない。S55が新型より性能で上回ったとも、S55に戻したから優勝できたとも言えない。
この選び直しから日常のクラブ選びへ引き寄せられるのは、発売年だけで結論を出さないことだろう。今のクラブの何を変えたいのかを決めて試し、結果と構えたときの感覚を比べる。新しい一本が合えば替えればいいし、試したうえで元の一本がしっくり来るなら、それも十分に意味のある答えだ。
3行まとめ
- マット・フィッツパトリックは新型と特注アイアンを試した末、2013年発売のPING S55に戻り、2025年の欧州ツアー最終戦を制した。
- 新型のPING Blueprint Sでも2023年に優勝し、翌年は打ち出しとスピンを求めて特注のTitleist T100を投入。
- 変更が単なる失敗だったわけではない。
出典:PGA TOUR(2) / Golf Monthly(2) / DP World Tour
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