79人から1240人へ広がったフットゴルフ
GOLF DNA編集部🌐

3行まとめ
- 2012年に79人・8カ国で始まった世界大会は、2026年に1240人・60を超える国・地域へ拡大した。
- 専用ティーと大径ホールを設け、通常のグリーンを守り、時間帯を分ける。
- 既存ゴルフ場を別競技の会場として使える仕組みが整った過程と、世界大会の拡大を並べて追う。
2012年、最初のフットゴルフ世界大会に集まったのは79人、8カ国だった。2026年のアカプルコ世界選手権は1240人、60を超える国・地域。14年で世界大会の規模は大きく変わった。
その拡大と並行して整えられてきたのが、フットゴルフ専用の巨大施設を各地につくる方式ではなく、すでにあるゴルフ場を別競技の会場として使う仕組みだ。
フェアウェイは使う。でもゴルフと同じ場所をそのまま蹴るわけではない
フットゴルフはサイズ5のサッカーボールを使い、少ないキック数でホールへ入れる競技だ。国際フットゴルフ連盟の競技規則では、ホールは直径50〜52センチ、深さ28センチ以上。一般向けには「21インチ」と説明されることもあるが、競技規格としては50〜52センチが基準になる。
既存のゴルフ場を使うからといって、ゴルフ用のカップを大きくするだけではない。9または18ホールのフットゴルフ用ルートを設定し、専用のティーマーカーやスタート地点、大径ホールを設ける。境界や障害物、ホール位置も競技委員会が定める。
特に重要なのが、通常のゴルフ用グリーンを守るルールだ。原則としてパッティンググリーン上からは蹴らず、球が止まれば救済を受ける。コースが例外的にプレーを認める場合でも助走は禁止され、芝を傷める行為には重い処分もあり得る。
つまり、ゴルフ場の地形やフェアウェイを共有しながら、傷みやすい場所と競技動線は分ける。既存施設を転用できるのは、この切り分けがルール側に組み込まれているからだ。
同じ敷地でも、時間まで分ける
通常のゴルフとフットゴルフを共存させる方法は、コース上の区分だけではない。
米国のディズニー・オーク・トレイル・ゴルフコースは、同じ施設で両方を運営している。2018年には両競技が重なる時間を減らすため、通常のゴルフを先にスタートさせ、フットゴルフを夕方へ分ける運用に変更した。
2026年6月時点でも、フットゴルフは火・水・土・日の午後5時以降に設定されている。既存ゴルフ場を使うとは、必ずしも同じ時間に混在させることではない。設備を増やすだけでなく、時間帯を分けることも共存の仕組みになっている。
79人・8カ国から、1240人・60超の国・地域へ
国際フットゴルフ連盟は2012年6月3日、最初の世界大会の開催時に設立された。
公式サイトが同じ「参加者数・参加国数」で示す世界大会の推移を見ると、2012年は79人・8カ国、2016年は227人・26カ国、2018年は503人・33カ国、2023年は972人・39カ国。そして2026年は1240人、60を超える国・地域まで広がった。
2026年のアカプルコ大会では、タートル・デューンズとトレス・ビダスという2つのゴルフコースに、4つのフットゴルフ用レイアウト、計72ホールを設定した。既存のゴルフ場を使いながら、大規模な国際大会を組めるところまで競技運営が標準化されたことが分かる。
この数字は世界選手権の規模拡大を示すもので、世界全体の競技人口が同じ比率で増えたことを意味しない。それでも、国をまたいで同じ競技を成立させる共通ルールと会場設計が整ったことは確認できる。
2026年にはユース大会も始まった
競技体系も広がっている。2026年7月、ドイツで初のユース世界大会が開かれ、22カ国が参加した。公式発表の「約300人」には選手だけでなく、保護者、コーチ、役員、ボランティアなども含まれるため、300人をそのまま競技者数とは数えられない。
ここでも重要なのは、人数を大きく見せることではない。2012年に国際連盟ができ、世界大会の規模が段階的に拡大し、2026年には若年層の国際大会まで持つ競技体系になった、という時間軸だ。
一方で、フットゴルフを入れればゴルフ場の売上や来場者が増える、とまでは今回の資料から言えない。導入前後の売上、来場者、空き時間の稼働率を比較できる定量的な一次資料は確認できていない。
確認できるのはもっと構造的な変化だ。専用ティーと大径ホールを足し、通常のグリーンを守り、必要なら時間帯を分ける。それによって、既存のゴルフ場を別競技の会場へ変えられる。79人から1240人へ世界大会が拡大した時期と並行して、この「場所を新しく造らなくても国際大会を組める」仕組みも整ってきた。ただし、今回確認した資料だけでは、この転用の仕組みが大会規模の拡大をどれだけ因果的に押し上げたかまでは測れない。
出典:footgolf.sport(2・3・4・5・6) / golfwdw.com(2)
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3行まとめ
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- 130人超の寄付者から5,500万ドル超を集め、2023年にThe Parkとして再開。
- 2026年現在も市は「Municipal Golf Course」と位置付ける。